BMWとの出会い

PEUGEOT 205GTIには87年から10年近く乗りましたが、基本的にクルマが立ち往生するようなことはありませんでした。ただ、常に車内にガソリン臭が漂ったり、電装系ではエアコンが故障、バッテリーの突然死、フューエルキャップのカバー（鍵でまわして開けるタイプだった）が走行中に脱落したり、細かなトラブルはありましたね。MTのワイヤーが切れかかって、シフトができなくなる…なんてこともありました。しかし、思ったより全然故障もせずに10年乗れたなぁーと言うのが印象です。
90年代後半に差し掛かると、新世代の106や306などが続々と登場してくる中、さすがに次のクルマの購入に向けて、あれこれ悩む日が続きました。
やはり興味の対象は欧州車。スポーティーなテイストを持ち、あまり故障の心配が無い（笑）クルマとなると、ドイツ車かなぁ…。もともとE30 M3が大好きだったので、急速にBMW購入に向けて気持ちが傾いていきました。（バブリーな時代でもありましたからね）
そうそう、MTで乗れるというのも大切な条件でした。
いろいろな条件を考慮して、あれこれ悩んだ末に決断したのが、E36 318is coupe M-sport。まさに理想の一台でした。家の近くのNicole BMWのショールームに何度か通い、97年に初めてのBMWを購入しました。
モントリオールブルーに塗られた、ほぼ最終年式となる後期型の318is。いままでの205GTIと同じ排気量でありながら次元の異なるクルマ作りに、感銘を強く感じました。（もちろんどちらが良いと言うことではなく、それぞれの良さがあります。）
まるでスイッチのようにゲートに吸い込まれるシフトタッチに、何よりも強い印象を持ちましたね。
こうして僕のBMW Lifeは始まりました。